マングローブの植樹Q&A

イカオ・アコが行っているマングローブの植樹についてのQ&Aです。マングローブについてもっと詳しく知りたい方は、こちらでマングローブに関する書籍をお求め下さい。

Q1:なぜマングローブなの?

A: マングローブは、塩分を含む海水が届く地に、唯一森を作ることができる植物です。フィリピンの海岸線には主要な都市が点在していますが、台風によって海岸線が何メートルも後退することがあります。また、マングローブ林は、食べることのできる魚やカニを含む様々な生き物の住処になります。マングローブは、海岸線に生きる漁民たちの暮らしを守るバリケードなのです。

Q2:そもそも、マングローブって何?

A: マングローブは、海水の届く海岸や河川沿いに生育する植物の総称です。世界中の熱帯・亜熱帯の海岸線に約80種(分類によって異なる)が生息しており、そのうちフィリピンでは47種が確認されています。

Q3:マングローブの植樹に必要なものは?

A: 自然や地域の住民への愛と、一緒に植樹をした人との友情と、マングローブに関する少しばかりの知識です。

Q4:どんなところに植えるの?

A: すでにマングローブが生えている、もしくは昔生えていた海岸線や養殖池跡地です。マングローブは、泥の深い沼地や泥のたまった黒い砂浜を好みます。時には深い泥にはまりながら、時には砂浜で水浴びをしながら、マングローブを植えています。

Q5:いつ植えるのがいいの?

A: 植える場所によって異なります。西ネグロス州では、風が北から南に吹いている時(ノースモンスーン、10月~3月)が植樹に適しているといわれています。反対側の東ネグロス州ではその逆です。

Q6:苗木はどんなもの?

A: 樹種によって異なります。バカウ(ヤエヤマヒルギ属)は、胎生種子といって母樹に着いている間に葉っぱを出す種をつけます。この種は、成熟したものを木から手で取って直接植林地に挿しています。一方、小さな種をつけるパガパット(マヤプシキ)は、自然に生えてきた苗木をカップに移し適当な大きさになるまで育ててから、植林地に移植します。イカオ・アコが植樹する苗木は、すべて地元の人たちが近くの森から採取し、育成した苗木です。

Q7:植えた後に必要なことは?

A: マングローブは植えるだけでは育ちません。特に波の当たる海岸線沿いの植林地は、波によって流されたり、流れてきたゴミや海藻などが引っかかって死んだりすることがしばしば起こります。定期的な見回りやゴミ拾いなどのメンテナンスが欠かせません。イカオ・アコの植林地では、現地の住民団体と一緒に植樹することによって友情が根付いています。そして、彼らがメンテナンスを継続して行っていけるように、養殖事業への投資などの経済的な支援も行っています。また、現地駐在員が定期的に現地を訪問し、現地住民団体の活動や植林木の様子をモニタリングしています。

Q8:何年くらいで大きくなるの?

A: 植樹した場所や、樹種によって異なります。イカオ・アコが6年前に植樹したパガパットは、高さが約5mまで成長しています。また、マングローブが確実に定着したかどうかの指標となる気根(空気を取り込むための根)又は支柱根(本体を支えるために横に張り出した根)が生え始めるまでに約3年かかります。

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