コラム 「場面で覚えるイロンゴ―乗り物編―」

今回は、フィリピンの乗り物と、その乗り降りに使う言葉を紹介します。

"Lugar lang." <ルガー ラーンg> 「そこら辺で(降ろしてください)」

フィリピンには、日本にはない公共の乗り物がたくさんあります。主な庶民の乗り物(陸路)は、距離の短い順に、

Tricicad<トライシカッド>:自転車の横に椅子をつけた、自転車タクシー:1km以内
Tricycle<トライシクル>:バイクの横に椅子をつけた、バイクタクシー:5km以内
Jeep<ジープ>:トラックの後ろに縦長の椅子があり、向かい合って座る:30km以内
Doble tire<ダブルタイヤー>:バスの座席のように前を向きだが、車体はトラック :100km以内
Ceres<セレス>:長距離を走る黄色い車体のバス(Ceresは会社の名前):30km以上

私は日々の移動に、上記の乗り物たちを駆使しています。

まずTricycleを捕まえる時、<スー>とか手をパンパンとたたいて言ってドライバーを呼びます。
ドライバーが、"Diin ka mam?" <ディイーン カ マーム>「どこまで?」(マームは、女性に対する敬称)と聞いてくるので、行き先を告げます。目的地に近づいたら、"Lugar lang." <ルガー ラーンg> 「そこら辺で」又は、"Dira lang."<ディラ ランg>「そこそこ」と言って降り料金を払います。(6ペソ~8ペソ)

国道に出たら、JeepかDoble tireを待ちます。たいてい、停留所というかたくさんの人が乗り降りするところには、交通整理をする人がいて、その人が乗り物が来るとそれに乗るように待っている人を促します。乗せた人数に合わせて運転手が交通整理の人に謝礼を支払います。Jeepの場合、満員にならないと出発しないことも。交通整理の人が、"Idog. Idog. Palihog!" <イドッg イドッg パリホーg> 「寄って寄って、お願い」とか、"Ay Isa pa." <アイ イサ パー> 「あと一人~」などと叫びながら、人を集めます。ちなみに、フィリピンでは乗り物の定員はあってないようなものです。

2都市間以内を走るJeepの場合は運転手に、3都市間以上を走るJeepやDoble tireの場合は乗務員に"Bayad!" <バヤード> 「料金」と言って、お金を払います。お札を渡した場合、"Pila ni?"<ピラ ニ>「これは何人分?」と聞かれますので、一人の場合は"Isa lang"<イサ ラーン>「一人だけ」と答えます。もしおつりを忘れていたら、"Sinsilyo" <センセリオ> 「おつり」と言っておつりを請求します。降りるときは、やっぱり"Lugar lang." です。"Simbahan"<シンバーハン>「教会」、"Tindahan"<ティンダーハン>「市場」、"Shell"<シェル>「(ガソリンスタンドの)シェル」などと言う場所の名前を使うこともあります。よく停まる場所の前では、乗務員の人が"Simbahan na-og waay?"<シンバーハン ナーオg ワーイ>「教会前で降りる人はいませんか?」と聞いてくるので、降りるときは、"Na-og"<ナーオg>「降ります」と答えます。

降りたところには、たいていTricicadやTricycleが待ち構えているので、乗らないときは"Lakat lang"<ラカット ラン>「歩いていきます」と断りましょう。

このように庶民の乗り物を乗りこなせたら、フィリピンの町を自由に探訪できるでしょう!

#注釈

注1:< >内は発音をカタカナで表したもの、" " 内は現地語のアルファベット表記、「 」内は日本語の意味。
注2:発音の中の、d,t,n,k,gなどは、ド、ト、ン、ク、グの口の形を作って、母音(ア、イ、ウ、エ、オ)を発音しないという意味。
注3:' は、その記号の後ろの文字を文の中で一番強く読むという意味。
注4:コゥなどの表記は、"u"が<オ>と<ウ>の中間の音なので、コと言ってから口をすぼめてウの形にするという意味。

 

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